レーティングは海外競馬において大事
海外競馬ではレーティングでクラス分けをされ、それによって格付けが決まったり、出ることのレースが決まっていくことになります。日本の競馬では条件戦で勝ったり、重賞で2着以内に入って賞金を加算することでできることができるレースが決まるため、そのあたりでは意味合いが全く異なり、日本の競馬ファンはさほどレーティングに関心を示さない一方、諸外国ではかなり重視して判断するなど、レーティングに対する考えの違いが鮮明です。このため、数値が高い状態で日本に来た外国馬が軽視され、力量通りの走りをして高配当を演出することもあります。
以前、世界中のG1の中で、ハイレベルなレースをスーパーG1とするという案が出ました。これにより、日本のレースの中でもランクインした複数のレースがその対象となる可能性が出てきており、そうなれば格式の高いレースになる可能性が考えられます。
今までは賞金の額が大事になってきましたが、これからは賞金ではなく、レースの質ということになっていきそうです。また、こうした数値は圧勝をした馬がいて初めて成立するレースであり、勝ち方としては強くても、数値が低かったり、逆に数値が高かったりすることもあるため、どこまで重視すべきか気になる部分です。