競馬に携わる関係者にとってもっとも制覇したいレースは一体なんでしょうか。それはダービーでしょうか、それとも有馬記念でしょうか。もちろんこれらレースは今も昔も変わらず最高峰のレースの一つです。しかしながら最近はこれらレース以外に目指されているレースがあります。それが海外重賞レースです。
中でもフランス凱旋門賞はその一つでしょう。今まで何頭もの日本馬が挑戦しましたがいまだ優勝はできていません。最高でもオルフェーヴルやエルコンドルパサー、ナカヤマフェスタの二着が最高です。最近ではダービー馬マカヒキが挑戦しましたが14着と惨敗してしまいました。通算でも計20回の出走で成績は【0-4-0-16】となっています。いまだヨーロッパ勢しか制覇していないこのレースを制するのは日本馬の悲願といっても過言ではありません。
他にも優勝賞金が圧倒的なドバイワールドカップも海外競馬の最高峰です。こちらは凱旋門賞と違いなんと日本馬が制しています。その馬はヴィクトワールピサです。前年の有馬記念を制して中山記念をステップレースとして勝ちドバイに挑戦しました。奇しくも二週間前に東日本大震災が発生し絶望していた日本に海外G1制覇という明るいニュースを届けてくれたのです。