日本の場合、世界的に見ても競馬の賞金は高く、最高水準であることが言われています。また、地方競馬の中では他の国の賞金の基準と同じようなところもあることからいかに日本の水準が海外と比べると高いかがわかります。しかし、G1レースなどに限るとこの傾向は変わり、最高額だけでみると、日本のものより海外のほうがかなり高いレースがいくつもあります。これには2つのパターンが考えられ、1つは賞金を大きくして、世界中から有名な馬を集める場合、そして、もう1つは出走するために多額のお金を出し、それを勝った陣営がもらうというケースです。
中東の国などで開催される競馬の場合、普通にやっていても世界中から遠征に来てくれるような環境にはありません。そのため、びっくりするようなお金をだし、それをエサに来てもらうということが行われています。
もう1つの場合は、出走枠に多額のお金をだし、それを誰かに転売したりして別にお金を得るなどの商売の道具にし、1着がもらえるものをかなり高額にするということが最近行われています。日本ではこうしたことは行われていないため、海外ならではのやり方であり、新設されるレースでありがちな光景とされています。